通信制大学院ってどういうところ?
通信制大学という言葉を聞いたことがある人は、たくさんいると思います。しかし、通信制大学院という言葉は、まだまだ耳慣れないのではないでしょうか?通信制大学院とはその名の通り、通学せずにインターネットでのメディア講義や印刷された教材を使い修了することができる大学院です。大学が遠方で通うことができない、社会人で働いているので時間がない方などが、大学院で学問や研究を深めていくために作られた制度です。通信制大学院の歴史は浅く、平成10年3月に制度化され、平成11年4月には国内で4つの大学院が発足しました。当初作られたのは二年で終えることができる修士課程のみでしたが、平成15年には博士課程をおくところも出てきました。2020年には全国で27校の通信制大学院が設置され、人文系から自然科学系まで幅広い学部・学科があります。
社会人が通信制大学院に通うメリット
社会人が通信制大学院に通うメリットには、次のようなものがあります。一つ目は時間や場所にとらわれず、大学院で専門分野をより深く研究できることです。また、MBA(経営学修士)や臨床心理士のように大学院で履修することによって取得できる資格もあります。こうした専門知識や資格を持っていることは、転職や昇進の際に有利になります。二つ目は、普通に働いていると得られないような人脈ができることです。同じ専門分野を学ぶ学生や指導教授とのつながりが、卒業後に仕事で役に立つことがあります。三つめは大学院で専門分野を学ぶことで、視野が広がり仕事や人生に対する物の見方が豊かになることです。社会人が通信制大学院で学ぶことで、自分の可能性を広げることができます。
もっと専門的なことを勉強したいけど、時間がないし近くにいい学校もない。そんなときには通信制大学院があります。